本当は危険!?アルミホイルで歯のホワイトニング

家庭にあるアルミホイル。料理に使ったり科学実験で使ったりしますよね。このアルミホイルを使って、簡単に歯をホワイトニングする方法が話題になっています。なんだか理科の実験みたいですね。本当にアルミホイルで歯をホワイトニングすることはできるのでしょうか。

また、アルミホイルを使うことに危険性はないのでしょうか。

合わせて読む:赤羽でホワイトニングするならここ!おすすめの歯医者5選

アルミホイルでホワイトニングができる!と聞いたとき、アルミホイルだけあれば良いのかと思ってしまいますよね。しかし、ただ単にアルミホイルを歯に巻きつけても何の意味もありません。それ以外に必要な材料があるのです。

その材料とは、歯磨き粉、塩、そして重曹の3つです。重曹は、ベーキングパウダーの主成分として使われているもので、掃除用として売られていることも多いですね。歯磨き粉と塩は家に常備してあるでしょう。重曹は家庭によってはないかもしれません。

ただ、ドラッグストアで購入することができるので材料の調達は簡単です。実際の手順はまず、適当な大きさのコップに歯磨き粉を出します。歯全体に塗るので、それを考慮して量を調整してください。その歯磨き粉に重曹と塩を混ぜます。

後述しますが、ホワイトニングの肝となるのは重曹です。重曹が少ないと思うような効果がでませんし、多いと歯にとって良くないことが起きてしまうのです。十分に混ぜ終わったら、漏れが無いように歯の表面に塗ります。

ここで、漏れがあるとせっかくかけた時間が無駄になってしまいます。試してみる人はしっかりと塗りましょう。塗り終えたら、アルミホイルで歯全体が覆われるようにします。このとき、歯の形がわかるくらいにしっかりとアルミホイルを押し付けることが大切です。

ここが緩くなってしまうと効果が薄れてしまうようです。

アルミホイルを歯に巻きつけておく時間は約1時間。その間はずっと口の中に違和感があるので、なかなか根気がいるかもしれません。1時間経ったらアルミホイルを外して、歯磨きをしてから口をよくゆすげば終わりです。

このとき使う歯ブラシはやわらかめのものを使いましょう。

また、力を抜いて優しく磨くことを心がけてください。さて、効果はどうでしょう。ホワイトニングといっても、もちろん歯医者のホワイトニングのような劇的な効果を期待してはいけません。歯が白くなった!という人もいれば、全然変わらないという人もいるようです。

そもそもホワイトニング前の状態が人それぞれですので、効果はまちまちのようですね。では、白くなったという人はなぜ現れるのでしょうか。

アルミホイルによるホワイトニングができる理由とは一体なんでしょうか。それは、材料にありました。材料の一つに重曹が使われています。この重曹はいわゆる研磨剤にあたるのです。重曹を一時間つけておくことによって、歯の表面が削れるのです。

このとき、歯に付着した黄ばみやコーヒーやタバコが原因の汚れが削り取られれば、見た目にはホワイトニングが成功したように見えるでしょう。アルミホイルはあくまでも重曹を逃がさないためのものであり、アルミホイルが原因でホワイトニングがされているわけではありません。

歯に密着させるものとしてアルミホイルが最適だったということです。

アルミホイルホワイトニングに危険性はないのでしょうか。白くなる原因は重曹にありました。重曹が歯の表面を削るために白くなるのです。この歯の表面を削るというのがポイントです。確かに、黄ばみや汚れは歯の表面についているため、これを削り取るのは理に適っています。

しかし、削り取られるのは黄ばみや汚れだけなのでしょうか。想像していただければわかると思います。そのような上手い話はありません。アルミホイルホワイトニングを行うと、黄ばみや汚れと一緒に本来の歯そのもの、つまり歯のエナメル質が削れていきます。

重曹は歯にとって研磨剤としての効果が強すぎるのです。一度、アルミホイルホワイトニングで歯が白くなったからといって、やりすぎれば自分の歯をどんどん痛めつけているのと変わりません。逆に、本来の歯に傷がつくために、その傷に汚れがつきやすくなる可能性があります。

それだけでなく、歯が削られすぎたために知覚過敏によって痛みを感じるようになったり、最悪の場合は歯が折れてしまったりする可能性もゼロではありません。そもそも歯のエナメル質は、一度傷つくと完全には元に戻りません。

その危険性を十分に承知した上でアルミホイルホワイトニングを行うべきでしょう。また、銀歯や銀の詰めものがある人は絶対にアルミホイルホワイトニングをやらないでください。銀歯や銀の詰めものがある場合、アルミホイルをかんだときに口に電流が流れる可能性があります。

この電流はガルバニック電流といいます。二つの異なる金属が唾液を介して接触しあったときに流れる微弱な電流で、銀とアルミニウムという二つの金属が電流を発生させてしまうのです。このように、アルミホイルホワイトニングには危険が伴います。

行う際には十分に危険性を承知してください。

アルミホイルという身近な材料で、誰もが望む歯のホワイトングができる。そんな夢のような話だからこそ、色んな媒体で拡散され話題にあがってきたのでしょう。しかし、実態としてはクリニックのホワイトニングとは効果が全く違います。

ホワイトニングといえば、クリニックのホワイトニングのレベルを想像するとおもいますが、そこまで白くなるはずがありません。効果があったという人も、歯を痛めつけながら効果をたたき出しているのが現状です。日常的にタバコを吸っていて、歯が異常に汚れている人であればやってみても良いとは思います。

ただ、特に歯を汚すような習慣を持っていない人に積極的に勧められるものではありません。一度、お試し感覚でやってみる程度なら良いかもしれませんが、歯が真っ白になるという話を鵜呑みにして何回もアルミホイルホワイトニングを実践してしまうと、知らない間に歯が悲鳴をあげているかもしれません。

このような急に出てきた話題を実践する際には、科学的な根拠があるか専門科からの見解はどうなのかなど、十分な下調べが必要でしょう。